銘仙
ここ数年、若い方にも着物がブームになり、
アンティークの着物店が
たくさん京都にはありました。
有名で高価なアンティーク着物のお店から
若い方がたくさん買えそうな1000円均一のお店。
色んなお店があり、のぞくだけでも
楽しい時間を過ごせます。
その中でも人気は
『銘仙』かもしれません。
明治後期から昭和初期にかけて
全国的な人気を得ていた絹織物。
先日、この独特な織物の行程を
テレビで見た。
あでやかな色合いに
美しい花柄
大胆な縞模様
時には動物や人物
様々な柄の出具合には
秘密があった。
なんと、白い反物に型を置いて
染めていると思ったら、
白い縦糸を反物状に並べ、
織られていない白い縦糸に
型紙を置き、様々な色に染めて
そして、織るのだ。
織る前の縦糸に柄を染め
それを狂いもなく織っていき
美しく大胆な『銘仙』になる。
私には何故、この銘仙が
昭和初期で人気が無くなったのか
分からない。
でも、新しく着物を着たい人たちには
この銘仙は
きっと、ドキッとさせることでしょう。
最近は復刻されたり
アンティークでも人気になってきた銘仙。
着物がまた、復活する日を夢見て。。。
縦糸と横糸。
そして、型染めが織りなす美しさ。
きっと,あなたも虜になるでしょう。
by twelveseventeen
| 2009-03-12 21:00