フランス刺繍の浮世絵
この作品は、たぶん、高校3年生の時の
最後のフランス刺繍の卒業課題だったと思います。
作品展に飾られるので、たぶん、40〜50cm角以上の
刺繍をするのが決まりでした。
図案選びが大変でした。
確か、前年度、卒業制作の中に
写楽の刺繍をしてあったのを思い出し、
母と浮世絵の本なんかを借りて、
この桜の花見が綺麗なのと、
どうしても大きな作品に取り組みたい願望のある私は
この大作に賭けてみました。
約23年も昔に自分が刺したのかと思うくらい
それぞれの個性が出ていて
今、こんなことが出来るのかと
半信半疑です。
着物の色はだいたい絵柄と同じ色調にしてあり、
手芸の先生と相談し
あらゆるステッチを組み合わせています。
実は、一番気を使ったのは
『顔』でした。
人形は顔が命と言いますが
その通りで、
あとからになっても
自分のコンディションの良い時に刺しました。
フランス刺繍の糸は細い糸が6本束なって1本になっています。
この刺繍の時は
着物や顔やそれぞれに合わせて、
細い糸1本で刺したり、
変化を出しました。
しかし、夏休み中、この桜を刺し続けました。
いかに、私が島にきて
自然に感動するか、もうお分かりですね。
実は、刺し子が終わりました。
次は美しい島をモチーフにした刺繍を始めようかと思います。
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by twelveseventeen
| 2009-04-03 15:50