融合
刺し子をしていると、お話ししていましたが
三月末に完成をしました。
一番にお見せしたかったのは、もちろん
東欧雑貨ICIRI・PICIRIさん
出会って間もなく、この生地を託されました。
しかし、このプリントは
今まで出会ったことのない生地で、戸惑いつつも
ただ、単純に
『トリコロールカラーで行こう!』と
赤と紺の異素材のキャンバス地を購入した。
しかし、何かが違う。。。
私は手をつけるのをやめてしまいました。
よく見てください。
この素敵なヴィンテージプリント。
遥か彼方のルーマニアから
私の元にやってきてくれました。
まるでハンドペイントのようなプリントは
馬の形もそれぞれ違い
木も、まるで動き出しそうでした。
私の中で『赤白青』の三色は
変わりませんでした。
そして、その動き出しそうなプリントを見て
ひらめいたのです。
足りない色だけ補おう。
それが、刺し子の始まりでした。
しかも、ハンドペイントに負けないように
自分の長年の手を信じて
すべて、フリーハンドで印付けをせずに
刺し子を始めました。
横の段をまず、全部刺してしまいます。
二段ずつ、ずらして刺しているのが分かるでしょうか?
こうして、ひたすら、生地に対して
横の段を5mmくらいの感覚で
刺して行きます。
横の段がすべて刺し終わりました。
三色が重なり始めました。
次は生地に対して
縦のラインを刺します。
これで、どうなっているか分かるでしょうか?
それとも、針を刺してる方が
分かりやすいかしら?
とりあえず、ひたすら刺します。
長いなぁと思っていた刺し子が
とうとう終わってしまいました。
そして、完成です。
すべての生地に刺し子を終えました。
そして、ヴィンテージの生地に
刺し子という日本のステッチを取り入れ
新しい生地を作りました。
そして、どちらもが融合し
どちらをも引き立たせてくれているように思います。
刺し子で刺した小さな四角が
まるで小さなドアのように
絵を浮かび上がらせています。
どの四角も決して同じではありません。
その中に引き込まれていきそうです。
正方形もあれば、長方形もある。
時には台形もある。
でも、まるで
お馬がパカパカ走りそうな音まで
聞こえてくる感じです。
長い年月を超えてやってきた
ヴィンテージ生地を
もっと、長持ちさせるように
日本の刺し子のテクニックを
融合させてみました。
あなたも2つのものを
組み合わせてみませんか?
あなただけの新しい融合。
誰にも負けないテクニック。
最後に、またまた裏側をご紹介。
今までは、アトリエに出してから
ブログでご紹介してきましたが
ICIRI PICIRIさんのメールで
私と同じことをお考えなのを知り、
今回は、このブログを頼りに
作品を発表しました。
このブログから、発信出来ればと。。。
そう、私のアイディアは
喜界島から生まれます。
喜界島のこのブログから
発信します。
クリックお願いします。
尚、カメラの具合が悪く
画像が悪いことをお詫びします。。。
by twelveseventeen
| 2009-04-04 20:35