マイヨールの女の手
昭和の頃の古い手芸本を
探すのが大好きです。
そこには
今の手芸本では
考えられないくらいの
素敵なエッセンスが
詰まっています。
こんな刺繍のクッションが
家中にあったら
楽しいですものね。
ちなみに表紙のモデルは
女優の島田陽子さん
とっても可愛いです。
こちらは
フランス刺繍のクッション
まるでプリントのようです。
色合いといい
昔の方が勝っています。
こちらは
クロスステッチ
つまり、
××××××××
クロスに刺しながら
模様を作るのです。
テーブルセンターも
こんなステキな
刺繍がされていたら
ティータイムも
楽しくて時の過ぎるのも
忘れてしまいそう。
このエプロンセンス!
さすが昭和!
シンプルな形のエプロンですが
遊び心があるんですよね。
こちらのバッグも
実は刺繍がされています。
左側のバッグが
どことなく
いつもお世話になっている
東欧雑貨ICIRI PICIRIさんのお住まいの
民族衣装を思わせるような
感じ。
刺繍や編み物を組み込ませて
艶やかです。
右柄は、こぎん刺繍のように
刺してあるのか
まるで織物で作ったかのような感じです。
今、売っていない
手芸本を探すのが
好きな私が
出逢ったのが
またまた
東欧雑貨ICIRI PICIRIのお店。
ルーマニアの
クロスステッチの図案集です。
もちろん、ルーマニア語!
でも、図案には
言葉なんていりません。
それさえ見れば
胸がワクワクしてくるんです。
しかも、沢山の図案の後ろに
そのクロスステッチを施した
美しい衣装の数々が
載っています。
このプリントのような柄は
全部ステッチなんです!
なんて贅沢なんでしょう!
やっぱり、
昔の人って凄い。。。
今は機械や材料も最高のものが
揃っていますが
完璧に負けています。。。
それは、
失ってはいけないものを
失い始めているからです。
時々、思います。
私の体が何十体もあれば
様々な伝統工芸の修行に行きたいと。。。
あれから(長男駅伝優勝から)
実は大きな目標に向けて
刺繍をしています。
一ヶ月以上かかる大作です。
簡単なステッチで
刺し続けると
まるで、それは
生きているかのように動き出します。
それは、手で刺した証。。。
初めにご紹介した本の中に
こんなことが書かれてありました。
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手が何かを持って仕事をすることは
それ自身 人間であることを証明している
シャンソンの中に「女の手」という唄があるが
その唄はマイヨールという有名な歌手が
創唱したもので女の手 働く女の手の
美しさを歌ったものである。
『女の人の手は素敵なものだ。
それは、まるで小鳥のようだ。
指は雀の羽のように動く。
小さな可愛いお手ては 縫ったり刺したり編んだりする。
また その手が髪を結ったりするときは
その仕草は何時も美しい。
扇を使う時も
ピアノを叩く時も。。。。』
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今の手芸本は
この世界へ追いつくことなど出来ないだろう。
手芸本に
こんな素敵なことが組み込まれているのだ。
美しいこの姿は
女優の島田陽子さんだからじゃない。
女性の手は
美しい。
そう、あなたも始めませんか?
ハンドメイドを
縫ったり
刺したり
編んだり
そう、ハンドメイドの手を動かしたとき
女性は一番輝いている気がする。
さぁ、私は大作へ手を動かします。
あなたは、何から始めますか?
得手不得手ではありません。
始めることが美しい。
さぁ、いっしょに。
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by twelveseventeen
| 2009-10-26 12:06