船のサヨナラ
喜界島で暮らすまで
私の交通手段は
自転車や地下鉄、バスでした。
船など見たこともなかった私は
そこでの別れなど
想像もしていなかった。
真っ暗な夜
星が瞬く中
船が入港する
体中に
船が寄せる風が吹く。
一生懸命
あなたを探す
手を振るあなた
私もいっぱい手を振る。
決して
ナミダは流さない。
見送る人たちの
重なる声で
聞こえないあなたの声
届かない私の声
でも、同じ言葉を
言っているはず。
『さようなら〜ありがとう〜』
見えなくなるまで手を振った。
船の別れは
さみしい。
だって、ずっと、その船の小さな明かりは
見えているのだから。
サヨナラ
でも、
また、いつか
そんな出会いと別れのある島
あなたの好きな花の咲く喜界島
あなたの好きな人の
お気に入りの海と空のある喜界島
さぁ、いらっしゃい。
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自転車や地下鉄、バスでした。
船など見たこともなかった私は
そこでの別れなど
想像もしていなかった。
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星が瞬く中
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体中に
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一生懸命
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手を振るあなた
私もいっぱい手を振る。
決して
ナミダは流さない。
見送る人たちの
重なる声で
聞こえないあなたの声
届かない私の声
でも、同じ言葉を
言っているはず。
『さようなら〜ありがとう〜』
見えなくなるまで手を振った。
船の別れは
さみしい。
だって、ずっと、その船の小さな明かりは
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by twelveseventeen
| 2010-07-31 11:37
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